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国際刑事裁判所の常設施設への引越し

2015/11/27

愛知県立大学の平成27年度若手研究者助成により、IADLの一員としてオブザーバー資格で国際刑事裁判所の第14回締約国会議を11月18日から最終日まで傍聴する機会を得ています。貴重な機会を頂きまして誠にありがとうございました。

国 際刑事裁判所は、常設の機関として条約により設立された国際組織です。しかし、その建物は仮の施設としてオランダより貸出されたものであったため、常設施 設の建設及びそこへの移設が待望されておりました。この程、常設施設が完成し、12月には本格的に引越しが始まります。2015年12月3週目には常設施 設への引越しが終了する予定となっているそうです。

締約国会議のサイド・イベントで常設施設を見学することができました。 常設施設のデザインは公募により、デンマークのシュミット・ハマー・ラッセン建築事務所のデザインとなっており、透明性が大きなテーマである他、建物の周 囲に水が張り巡らされ、独立性、そして水の国オランダらしさも想像させる造りとなっています。見学した日はオランダらしい天気でしたが、天候はもちろん季 節に応じて、違った姿を見せるので面白いという説明を受けました。この他、世界中の5つの地域を反映した5つの中庭が敷地内にあり、そのうちの一部は傍聴 人にも見えるようになっています。

内部に関しては写真撮影禁止でしたが、傍聴席から法廷を見学し、その他、一般の人が入る ことのできる食堂、会議場、スタッフの出入り口等の1階部分を見学することができました。建設費用は190millionユーロと言いますので、現在の レートでおよそ247億円程になるでしょうか。また、現在の国際刑事裁判所の場所はハーグ郊外のVoorburgという町でハーグ中央駅から電車で1駅で すけれども、新しい裁判所の場所は、ハーグの海岸の方面になり、ややハーグの町の中心に近くなります。今後、公共交通機関で国際刑事裁判所へ行く場合は、 ハーグ中央駅から22番のバスに乗り、恐らくWaalsdorperwegで降りるのが便利そうです。

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© Hitomi Takemura